お寿司が出来上がる過程を図解にしました。
情報収集:お寿司の分解
お寿司を分解していき,どういう材料からできているかを調べました。
お寿司に関する情報は、次の書籍で収集しました。

書籍
・藤原昌髙著,すし図鑑ミニ,マイナビ出版,2018年
・福地享子監修,阿部秀樹写真・文,お寿司まるごと図鑑,偕成社,2023年
・齋藤勝裕著,「発酵」のことが一冊でまるごとわかる,ペレ出版,2019年
分解過程
お寿司にはいくつかの種類がありますが,「にぎり寿司」について考えます。皆さんご存じのように,「にぎり寿司」はすし飯(しゃり)と寿司種(ネタ)をにぎって作ります。わさびは,お好みで使わないこともあります。
これを,(1)のように模式的に書くことにします。
ここで,→(矢印)の左は材料,右は出来るものを表します。また,+(たす)は,左側の材料に別の材料を加えることを表します。

(2) 寿司種(ネタ)は,魚を数段階の処理(下ごしらえ)を経て作ります。
×(かける)は,材料に対する処理や調理過程といった作業を表します。

(3) すし飯は,炊いたご飯にすし酢を混ぜて作ります。
(4) ご飯は白米を炊いて(炊飯)作り,(5)白米は稲と脱穀・精米して作ります。

(6) すし酢は米酢に塩と砂糖を加えて作ります。
(7) 米酢はお酒を酢酸菌で発酵させて作り,(8)赤酢は日本酒の製造過程でできる酒粕を酢酸菌で発酵させて作ります。
(9)~(12) お酒は蒸米(蒸した米)を麹菌と酵母で発酵して醪(もろみ)作ります。最後に (13) 醪を絞って酒粕を除くとお酒ができます。

(14) 甘酢漬けしょうが(がり)は薄切りにした生姜を甘酢に漬けて作り,(15) 甘酢は酢に塩と砂糖を加えて作ります。
(16) 味噌は米や大豆や小麦に塩を加えて,麹菌で発酵して作ります。
(17) 醤油は,大豆と小麦に塩を加えて,麹菌で発酵させて作ります。
(18) わさびは,収穫したわさびをおろし金でおろして使います。

(19) 最後に、お茶で一服しましょう。
 
長々と書きましたが,これで全部です。
情報整理:お寿司の再構成
分解する過程で解った「材料」と「作成過程」をつなげて,「お寿司」を作る手順を作成しました。

図解の作成にあたって,分かりやすさを最優先にしました。このために,全ての材料と課程は正確には描かず,部分的に省略しています。特に,「白米」から「すし酢」までの工程は,複雑になりすぎるので簡略化することにしました。
また,全体の構造を把握しやすくするために,次の2つを主たる課程として強調しました。
・「稲」から「すし飯」まで
・「魚」から「寿司種」まで
情報表現:組立て図の作成
情報整理で構造化をした情報に画像を追加して、可視化資料を作成しました。
 アプリ:Microsoft PowerPoint
 フォント:BIZ UDPゴシック,Segoe UI
 イラスト(魚,食品,料理):いらすとや(https://www.irasutoya.com/

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